このレビューはネタバレを含みます
クドカン×長瀬の間違いない組み合わせの始まり。
池袋に生きる若者達を活写した伝説的ドラマで、今観ても全然面白くて、一気に観てしまった。
カラーギャングの抗争の裏に暴力団が絡んでいたり、警察も彼らを一網打尽にしようと躍起になったり、色んな勢力がいる中で、主人公のマコトはどこにも属さずに気のおける友人と池袋でつるんでいるだけ。
なのに、彼はどこの勢力にも顔が利いて、常に真ん中にいるのが面白い。
色んな思惑に巻き込まれて、仲間を失い、暴力に染まっていく街を彼1人で何とかする最終回は凄い。
これぞ主役!という存在感の長瀬は間違いないとしても、今作の窪塚洋介演じるキングはカッコ良すぎる。
全然原作と違うキャラになってて、これは窪塚本人の発案だったらしいけど、天才かよと思った。
その他にも、チョイ役に至るまで今となっては出るわ出るわの豪華キャスト。これだけでも観るの楽しくなってくる。
登場人物のほとんどが犯罪者という、今観ると結構攻めてて、時代だなぁという感じだけど、ドラマとしての面白さは全然色褪せていないと感じた。