リプリーの3の情報・感想・評価

緊迫感が最高

13/5/2025 17:15 Netflix 鑑賞再開。夏が近づいてきた時期に観ると涼しくなれていいですね〜。相変わらずロケが凄すぎて鼻水出る。 /サンタマリアノヴェッラだ！前店舗行った時あんまピンとくる香りがなくて諦めたんだけど、メロンが入ってるやつは好きだった記憶がある。だいぶ時間経ったから今なら好み変わってるかも、また行くか。 /リプリーの元にもドラ息子ディッキーの元にも"失望した"&"トムは嘘をついている"という父親からの手紙が届き、緊張感が高まりながら二人だけで列車で出かけた先、大海原のボート上でついに互いに突き落とせる状況に！そしてついにトムがオールで殺った〜〜！！ こいついつかドジやらかすぞ……ってヒヤヒヤかつワクワクさせるような、やたらとトムの手つきを追う演出がたまらん。そして案の定大ドジやらかしてます。大犯罪やり慣れてなさすぎるんよね。初の殺人回なのにギャグ回でもある。指輪を取り外すのに潤滑剤として血液を使うのはなるほどと思ったが、腕時計についた血をも海水で洗い流そうとして思いとどまったり、火を消す手段もないのに灯油でロープに火をつけたり(小さい火で収まってたけど)、挙句重石に結んだロープで死体じゃなく自分が海に落っこちて殴られる始末。 浜辺で組体操をして遊ぶ男たちに賞賛の言葉をかけるトムに対し、ディッキーが"スイセンは同性愛者の示唆だ"と言うが、昔から同性愛性が視線の行方や"ふり"をすること=キャンプ性、にあるのであれば、このやたら細かく仕草を追うというフェチズムすら感じる演出には全く不思議がないのだよな。 /血の色が見えないのもこの回で活きてきたね。ほんとだったらもっとトムの服にべったべたに血がつくはずだけど、モノクロだからそこまで厳格にされてない。フィクションに有用な手法。 /一人だけで帰る電車の中で窓清掃のモップに驚く顔がおもろすぎる、そこまで可哀想なことせんでも……って思うけど実際犯罪を犯した後の人間のセンシティビティってこんな感じかも。でもついてな具合マジでおもろいから各話ごとにこうであってほしい。 盗んだ指輪をこっそり左手の薬指につけるのは何か意味があるんだろうか。あるだろうな。成り代わることと恋うことは表裏で一体だから。 ところでどうやってボート無しでホテルまで帰ってきたんだトムは。 /マージは何を考えているんだろう。マージの前で父からディッキーへの手紙が読み上げられたにも関わらず、何の拒否感もなくトムを二人旅へ送り出している。最初からディッキーがトムを説得できるまたは殺れると思ってのことか、そんな複雑な話でないと楽観しているのか、またはディッキーを消してトムに近づく機会だと思っているのか。ファニングの読めない表情が恐ろしい。

トム・行き当たりばったリプリーが炸裂してて笑う。

ボートから落ちる時の声が情けなさすぎて笑った

少しくらい抜けてた方が人間味がある

この感じでだいぶ詰めが甘いのが面白い

1話の階段行ったり来たりも笑ったけど、今回の証拠隠滅できなさっぷりには爆笑した。

証拠隠滅全然できてなくて笑う

沖合で、ディッキーを無計画に殺すリプリー。彼女とリプリーを海に突き落とす計画を聞いてたから、計画的に反逆、かと思いきやかなり行き当たりばったり。ドジっ子やん。 いろんなとこに証拠残しつつ、電車でどこ行くの。

最悪のシチュエーションが押し寄せ、試行錯誤で乗り切るとこ、ブレイキングバット感あった

不穏なのに映るもの全てが美しい。最悪なシーン、顔を歪めつつもリプリーの間抜けっぷりが笑える。面白い。

急展開だな！ 最後指輪盗んだってことはなりきるつもりか😨

サンタマリアノヴェッラの香水いいなぁ

もう殺すところまでいったのか しっかり"後処理"？の工程を描くスタイル 白黒だからこそ血がより怖く感じた

"ボートの上では立つな"

ことは起きた。 調度品、道具、壁、海、風。全てが彼を見つめている。 これから安眠することはないだろうという暗示か。

いくら物真似がうまくても人をたくさん見る商売の人はリプリーの本質が見える 郵便局のおじさんもホテルマンのお兄さんも どこか彼が危ない人間だということが分かってしまう

ついにここまできてしまったか… 船でのリプリー計算性なさすぎる。 あの指輪ショットで終わるってことは、 この先ディッキーになりきるつもりか？ 相変わらず、手元の寄りショット、 フォーカスと後ろのぼけ感が良くて、 引きの構図になった時の人物と、 背景や風景の写し方が美しかった。 絵画や彫刻が物語を代弁してるようで、 どこまでも絵が決まってて良い…！