楽しくても、辛くても、幸せでも、虚しくても、生きることに価値があってもなくても、今日が始まり、今日を生きる。
それぞれが違う苦しみを抱え、それぞれのやり方で向き合う。人と人はなかなか分かり合えない。…
こんな重そうな社会派ドラマやってんだ〜と軽い気持ちで観始めて、衝撃を受けたあの頃。
14年ぶりに観てもすごいドラマだった。
瑛太、満島ひかりはもちろんのこと、大竹しのぶ、1話退場の柄本明ですらもすご…
わかる、って本当は滅多に起きない事なんじゃないかなと近頃思う。だって他人だし。血の繋がってる家族でもわからない事はあるし。
そういう絶望をひょいと超えてこられると、言葉が要らない気持ちになる。そんな…
ストーリーがありえない話ではないからよりリアルに感じた。人を殺してても更生したと判定されたら出てきて普通に暮らしている。
被害者家族、加害者家族になった途端、世間の目を気にする人生が望んでもないのに…
憎しみや罪悪感、無力感に押しつぶされながらも、誰もが「向き合うこと」を迫られる姿に圧倒されました。
特に印象に残ったのは夫婦の描写。
互いに選び合ったはずなのに、成り行きで続いてしまう側面もあり、…
加害者が悪、被害者には同情の目を向けられる中で、互いの悲しみの一部を分かち合えるまで15年かかったけれど、誰かに心を貰いながら懸命に生きる事が人を人として成立させる、存在させるのだと気付けました。
…
かなり踏み込んだ内容の作品でどうやって終わらせるんだろうと思った。
緊迫感が異常でハラハラしながら微量の苦しみを受けながら見続けた。
希望やひかりは具体的に見えてこないけどそれでも探して生きてみよう…