愛すべきバカたちのコメディ、面白い！

まずタイトルから何も内容を想像できなさすぎて凄い。以下AppleTV+による紹介文。

“史上最大級のマルチプレイヤーオンラインゲームを支えるチーム。仮想世界を構築し、英雄を生み、伝説を創り出すのが彼らの仕事。しかし、最も熾烈なバトルが繰り広げられていたのは、ゲームの中ではなく－そのオフィスだった”

Twitterのお知り合いが観ていなかったら確実にスルーしていました。AppleTV+はそういう作品が本当に多い！観たら凄い面白いのに…笑。

いわゆるシットコムスタイルで基本的にはオフィス内で物語が進行します。スタッフたちのキャラがとにかく癖が強い！倫理観はほぼゼロで全員クソウザいのにどこか愛嬌があり憎み切れない。そのバランスが絶妙でした。全編通してバカすぎるコメディですが、不意にみせる真面目トーンでは普通にイイ話をぶつけてくるのもズルいです。

個人的なお気に入り回は第10話。コロナウイルスの影響でテレワークとなったエピソード。AppleTV+は現実舞台のドラマではほぼ全てしっかりとコロナに向き合い、それを作内設定に反映させてきます。その姿勢が素晴らしい。本作の10話も2020年5月配信というスピード感に驚きです。

コロナを扱っているにも関わらず全く重苦しくなく、相変わらずバカ。でも、心温まるエピソードに仕上がっており最高でした。

AppleTV+作品ということで当然日本では誰にも観られていない（たぶん本国でもあんま観られていない）。さらにAppleTV+作品の中でも豪華キャスト/監督といった引きが小さい本作ですが、観る価値ありです！AppleTV+作品、本当に大好きな作品が多いです。ぜひ観てね。

大規模オンラインゲームの舞台裏を描いたシットコム。癖の強い登場人物の掛け合いを楽しむクラシカルなシットコムだが、時代を90年代まで遡ってバイオハザードをモデルにしたと思しきコンシューマーゲーム、DQDの栄枯盛衰が描かれる第5話凄く良かった。DQDシリーズから当初の理念が失われていくことに落胆するクリエイター役はクリスティン・ミリオティ。ハマり役。

パンデミック最中のテレワーク回泣けた。

今年から無事にパンデミックが明けた後の最終話〜シーズン2が配信され始めているというのに、日本ではまだ去年と同じ状況という。。