ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルーのドラマ情報・感想・評価 - 4ページ目

「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」に投稿された感想・評価

前作『光をくれた人』はエデンの園のアダムとイヴを描いたデレク・シアンフランスは、今作『ある家族の肖像/I Know This Much Is True』でカインとアベルを描く。

年越しを跨いで生まれた一卵性双生児の兄弟を一人二役で演じ切る、プロデュースも務めたマーク・ラファロの演技が先ずは圧倒的だ。減量して弟のパートを、増量して兄のパートを分けて撮影。妄念すれすれの執念と、また演技者としての技術の途方もない高さが可能にした偉業。それを35mmフィルムの憂いを帯びた6時間の映像に刻んだデレク・シアンフランスもまた執念を感じさせる偉業を成し遂げた。

最終話のエンド・クレジットで明らかになるその執念の源泉。喪失から立ち直るためのセラピーとしての創作。古代から悲劇は、ドラマは、いやすべてのアートはそうやって生まれてきたのだろう。
モカ

モカの感想・評価

3.5
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正直、前評判ほどではないかなあ、という印象。
虐待した継父はもちろんだけど、彼に呪いをかけたのは実はほぼお母さんだということは、
たぶん本人も周りも最後まで気付いてないのかな。
そこまでしっかり描いてほしかった。

今回はドミニクと私自分の立場が重なるところが多すぎて、
(いつも以上に)客観的に見れないレビューになりそう。


ドラマはとにかく重苦しい雰囲気がずーっとつきまとう。
80年代のアメリカの田舎での、精神障害者の扱いってあんな感じなんだろうか。

とは言え、ドミニクは家族以外の人にはかなり恵まれてる。
(表面的には)差別的な見方をしてくる人がほとんどいないし、リサ(ソーシャルワーカー?)やDr.パテルの役割がこの頃にすでにあったのは
同じ時代で苦しみぬいた日本人家族の私としては信じ難かった。

デッサもトーマスにとても好意的で(レイにまで!)
あんな素晴らしい妻を手放したドミニクは本当にどうかしている。

さて、そんな恵まれてることに気付かずに、40もとうに超えてるのに、
自ら人を遠ざけて、自分のやってきた行いを振り返ることもせず、
悪魔的呪いを信じてしまうくらい血縁や家族のせいにするドミニク、
かっこ悪いし個人的には好かないなあと。


冒頭に書いた『呪い』は、障害者を家族に持つ人が自らかけてしまっている制約でもある。

本当なら、兄弟姉妹の介護なんて投げ出してしまっていいんだけど、
きょうだい独特の義務感とお母さんがかけてしまった「トーマスをお願い」の言葉のお陰で抜け出せないドミニク。

ただ、自分の人生を生きてこれなかった人が、
いざ自分の人生を見つけるというのはとてつもなく困難ということは
見を持って知っているので少し理解はできる。

デッサともう1度幸せになって欲しいなあ。
原作読もう。


そして、マーク・ラファロは確かに素晴らしい役者だけど、トーマスもドミニクも、マーク・ラファロの域を出ていないので何とも。

むしろ若者時代をやった俳優さん、素晴らしかった。
あとジュリエット・ルイスは完全に無駄遣い。
noboru

noboruの感想・評価

4.2
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どんどん暗く、悲惨になり続けるも最終話に救われた、見て良かった!
kensteady

kensteadyの感想・評価

4.2
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重厚な小説をじっくり読み切った気分になる。マーク・ラファロの味が滲み出てる。

ドミニクのアイデンティティ探しの旅のような展開で、とにかく悲しくて救いのないストーリーだけど、ラストの静かな終わり方にようやく光が見える。大人な作品。

デッサとレオは『トランスペアレント』にも出ていた役者で、最初「おっ?」と思ったのは自分だけではないはず。

このレビューはネタバレを含みます

精神疾患を患う双子の兄トーマスが図書館で自らの手首を切り落とすショッキングなシーンから物語は始まる。

精神分析医のパテルとのカウンセリングで「双子の片割れ」である弟ドミニクのトラウマを少しずつ解していく。

義理の父親の虐待、癌を患った母の死、娘の死、妻との離婚、そして兄の…。
家族の不幸を一身に背負ったドミニクは、もがき苦しみながら対話をすることで自分をそして家族を赦す。

ドラマの中で滝が何度が出てくる。滝はその崇高さと神秘的な美観により安らぎを与えるが、一方で他界への入り口としての暗喩でもある。

また原作では、パテル医師のオフィスにはシヴァ像が飾られていて、ドミニクの人生の破壊と創造を表している。
フウタ

フウタの感想・評価

4.1
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最後はジーンときたな🥺✨にしても何やっても裏目、裏目でもう見てて途中ツライ😭色々あって精神的にもボロボロのドミニクをメンタルヘルス、カウンセリングなんかの人たちが話聞いてあげたりして、なんかただ話を聞くだけじゃなくちゃんと自分で考えさせて解決にもっていってあげたりと、こうゆう仕事の大切さもなんかわかったな🧐
け

けの感想・評価

3.5
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アマゾンプライムのスターチャンネルEXで視聴。ラファロが頑張ってた。
スタチャンEX

もう呪われてるとしか思えねーよってとき、あるよね......そうでもないと納得できないというかこんなに不幸が偏るはずないだろって

とにかくすごい6話
すべて素晴らしくて濃密で苦しい

ストーリーがどうとかここがいい!とかそういう類の作品じゃないからこの苦しさとか心にずっしり来るものは自分で見て感じてください
skichi

skichiの感想・評価

4.0
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ブルーバレンタインの監督ということで、
胸が苦しくなるんだろうな…超好みってことで見ました。

会話が多い印象で、そのためとても引き込まれる。
医師の言葉の通り、双子の兄の問題ではなく、
主人公である弟の問題、抱えている事の話。
それが話が進むにつれてどんどん露になってきて、胸が苦しくなる。
なんてことを…っていうエピソードもあり、
それだけ心に傷を負っていたのだな、と。
特に元妻とのエピソードから、今の彼女との下りね、すごいわ…。
「それは俺の子どもか?」
って最低な発言だけど、それが、ね。

いろんな人との会話、祖父、母の話から彼の事が紐解かれていくのがとてもスリリング。
とても上手い脚本だと思う。

祖父の事を知り、呪われた一族だと思い始めかなり底に落ちるわけで、
決してハッピーエンドではない、
だけどちょっとだけ、
ちょっとだけ解凍されて終わる感じは素敵だった。

6話という限られたエピソードで、
映画以上の深掘り、
長いドラマのようなだらだら感なく、
とても締まったドラマだった。
会話劇はかなり引き込まれるので、しっかり見てほしい。
tai

taiの感想・評価

4.0
0
精神疾患を持つ双子の兄を支えるけど、ある事件を起こしてしまう。過去の不幸な出来事、トラウマとか色々な要素が絡んで深みにハマっていく感じで見応えあった!

マーク・ラファロが良かった!
あとカウンセラーのおばちゃんもかっこよかった!