Joey

妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ーのJoeyのレビュー・感想・評価

4.0
確かに、この世は呪いに支配されている。闇落ちしている人が沢山いて、妖怪だって闇落ちしたくなる。もはや、妖怪と人の区別も付かなくなっていて、妖怪みたいな人は数え切れないほどいる。そもそも神と妖怪は表裏一体なのであって、神として祀られる菅原道真は怨霊として敵対する人々を呪った存在でもあった訳で、学問の神なん怪?と疑ってみたくもなる。学問って、呪いでもないと極められないか。

どうせ妖怪になるんだったら、カッコイイ絡新婦がいい。なんか鬼滅っぽいのが美しい。化け狸だけは嫌だ。お腹を叩き過ぎて、腹が破れて内臓がはみ出してくるって、そんな死に方だけはしたくない。気を付けないとヘンテコな妖怪になっちゃう。ところで、ダイダラボッチが謎のまま終わってしまった。映画かな?

ポップな妖怪ドラマという新ジャンルを築いた本作は、小説や漫画に原案を求めることが多い中で、非常に貴重な存在だと思う。ラブコメ、飯テロ、サイコ犯罪、学園、LGBTなど色々なジャンルがあるけど、ポップというジャンルは非常に少なくて、最も観たいジャンル。ここ最近では岸辺露伴シリーズぐらい。まぁ、すぐにお腹一杯になって飽きられちゃうという弱点はある。大目に見てね。
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