皆揃って仲良く働く水田家と、ばらばらに過ごす雉眞家が対照的なクリスマスイヴの冒頭。英語の歌が「お父さんを殺した国の音楽」と知ったるい(中野翠咲)は、なぜ「カムカム英語」を聴くのか安子(上白石萌音)に問う。安子は答えられない。
チョコレート🍫のせいでおはぎの売れ行きが悪いクリスマス、安子は進駐軍のロバート・ローズウッド中尉(村雨辰剛)と再会。ロバートは基地に招き、流暢に話せるほど彼女が英語を勉強した理由を尋ねる。「What prompted you to learn English?」
「For me, to study English was to think of him. (私にとって英語を勉強することは夫を想うことでした)」
「The war destroyed everything. (戦争がすべてをめちゃくちゃにしてしまった)」
「Why am I still studying English? (どうして私は今も英語を勉強しているの?)」
娘からの問いは、そのまま自身への問い。悔しい、悲しい、つらい--ずっと抱え、溜め込んできた思いが異国の言葉で溢れ出す。姑 美都里(YOU)や柳沢定一(世良公則)と同じく、安子の中でも戦争はまだ終わってなかった。
安子を演じる上白石さんにとって英語は馴染みの言語と聞く。それが岡山の田舎娘が習い覚えた外国語として、同時に“カタカナ英語”らしさは微塵も感じさせずに聞こえる妙。演技力と語学力の双方を備えた彼女だからこそ成せるのだろう。
アニ
つ
ポレポレ
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蒼空
ソリ
借りぐらしのコブレッティ
ぁぃぁぃ
catsmom
ドラえもんのび太の絵世界物語
ぐる
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