ソラアユム

バイオハザードのソラアユムのレビュー・感想・評価

バイオハザード(2022年製作のドラマ)
3.4
題名;バイオハザード
鑑賞日時:2022年7月28日
鑑賞方法:NETFLIX
評価:3.4(MAX5.0)

『ウェスカー家の人間は怒りを抑えられない。』
 

鑑賞期間:2022/7/19~2022/7/28
2022年21本目

【良】
・vsリッカー戦
 ピンポイントで申し訳ないが、EP3の「光に照らされて」のリッカー戦は非常に見応えがありました。ドラマ、CGアニメ、実写映画も含めて、一番優れたリッカー戦だったのでは。

・チープだけど悪くないゾンビの描写
 EP1の真昼間でのゾンビシーンを見て、一昔前にタイムスリップした気分になりましたね笑。ザ・低予算のゾンビメイクで、全編に渡ってチープ感は拭えませんが、生理的嫌悪感というパラメーターにおいては昨今の洗練されたゾンビメイク以上で、これはこれでアリだと思いました。特に地下牢に閉じ込められていた〇〇は、非常に気持ち悪いデザインで良かったと思います。韓国ゾンビは食事中でも鑑賞できますけど、アレは無理です。

【悪】
・時系列を分ける意味が殆どない
 物語は、終末前の世界(2022年)、終末後の世界(2036年)の2つの時系列でお送りする。この時系列2本構成が上手くいっておらず、全8話構成の割に各物語が非常に希薄になっています。2022年でバラまいたネタや伏線が、2036年で回収されるわけでもなく、本当に意味をなしていないのは正直酷い脚本だと思いました。何よりもガッカリしたのは、ご都合主義をごまかす目的で、時系列の切り替えを頻繁に行っていること。通しで見ると、ご都合主義に溢れている場面も頻繁にシーンを切り替えることで、回避しているところが多々見受けられます。

・バイオハザードの様な何か
 「アンブレラ」「T-ウイルス」「ウェスカー」「ラクーンシティ」「ゾンビ」「リッカー」というバイハ要素はあるのですが、全くの別物です。その癖バイハネタは多数盛り込まれているので、ライト層が困惑すること必至。

・突っ込みどころ満載のご機嫌なストーリー
 以下羅列していきます。
① 抗うつ剤にT-ウイルス誘導体を混ぜるな!笑
② ゾンビ犬が飼われているボックスの開け方が簡単すぎる!
③ 録音音声で通過できてしまう、研究所のセキュリティが甘すぎる!
④ ポルノ禁止、アニメ制限されてるって、それ、住みやすい街ランキング圏外だから!
⑤ 終末後で主人公が活躍しない!失敗して死人を出すか、事態を悪化させているだけ!
⑥ ユニバーシティの秘密兵器を使う意味が見当たらない!CGの無駄遣い!
⑦ 終末後の世界でのアンブレラの組織的立ち位置が不明瞭!
⑧ 感染した人を学校に行かせるな!管理が甘すぎる!
⑨ 主人公を拘束したいなら、銃乱射で現場を混乱させるな!あと2回もやるな!
⑩ 終末後の世界で金品財宝に価値があるのが謎過ぎる!食料とか日用品だろ!
…10個挙げたんで終わります…

【総評】
 S2あったら見るよ。


以上