Miri

マンハントのMiriのレビュー・感想・評価

マンハント(2017年製作のドラマ)
3.7
”ユナボマー”という存在が本当にいたことを初めて知った。
その連続爆弾魔をFBIのプロファイラーが追う物語。プロファイリングをメインに据えている作品であるため、犯人のカジンスキーの人物像も知ることができる興味深い作品であり、カジンスキーが社会に提示していた問題についても考えさせられた。
カジンスキーの人物像を知っていく中で、決してやったことに対して擁護をするつもりはないが、彼の飛び級したという特殊な環境と人体実験を受けていたという点はとても無視できない彼の要素なんだなと感じた。
というか学生に人体実験をする学校ってどうなんだと思わざるを得ない。
カジンスキーがマニフェストでも言っていた、人間は科学技術に縛られているという点については、思い当たる節が多々ある。
スマホを一つとってもSNSやメールなどであんな小さな端末に自分が縛られてしまっている自覚はある。『マンハント』はユナボンバーが逮捕されるまでを描くだけでなく、社会風刺的な役割も果たしている用に感じた。
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