綾瀬はるか×池松壮亮！！
キャストで嬉しくなったNHKドラマ。
池松壮亮が普通の人の役って、というかドラマ自体珍しい気がして、どんな役でもモノにしてしまうけど、普通の人間を演じるからこその巧さに、良いもの観たと思える素敵さ。
映画もだけど、国内ドラマで沢山の名作を生み出してきた綾瀬はるかとのコンビがまた良い。
津波で流された本屋を再生させる本筋だったり、息子が映画を撮ろうとしていたり、震災復興と同時に文化を守る話で嬉しくなったり。
戻ってこない夫は、高良健吾。
高良健吾って、亡くなった恋人だったり、誰かの中でキラキラ輝く大切な人の役がすごく似合う。
プロポーズの日に砂浜で失くした指輪のシーン、ああいうほんの数シーンで、大切な人だと分からせる説得力があるんだよね。
分かると分からないの二項対立を超えていく。
あの震災を経験した人にしか分からない！
何年いたら分かるになるのか。
分かると分からないは白と黒じゃないんじゃないか。
グレーがあったっていいんじゃないか。
分かるから良い、分からないから良さも理解出来ない、そんなことないだろう。
白黒を出さない作りが丁寧で綺麗で良い作品だった。
