カルピス

ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 シーズン1のカルピスのレビュー・感想・評価

4.0
ガラドリエル役のモーフィッド・クラークさんが綺麗すぎる!
強気のガラドリエルで、「ロードオブザリング」の時のイメージとは違う感じではあるが、モーフィッドさんが綺麗すぎて、作品としての楽しみもありましたが、毎週モーフィッドさんを見るのを楽しみに観賞してました。

一応ドラマが始まる前に「追補編」と「シルマリルの秘宝」などを少し読んでから観賞したので、かなり楽しめました。

最初、今作がドラマ化されると聞いた時は、「シルマリルの秘宝」を映像化か!
と期待してましたが、実際には違って少し残念な気持ちではいましたが!
ドラマ化として考えるなら、第二紀のサウロンが暗躍して力の指輪を作り、イシルドゥル達に倒されるまでを描く話の方が語る物語が多く、シーズンを長く続けられるのに最適だな〜と思いましたね。

ヴァリノールやヌーメノール王国、リンドンの映像化に感動!
1話の序盤で第一紀をプロローグで見せてくれて、一気に中つ国に戻ってきたな〜と思わせてくれました。

今作でアラン・リーさんが関わっているのか謎ですが、それでもセットやCGで作られた街の作り込みが凄い。
ヌーメノール王国の城に関して、白の木が植えてある中庭がのちの中つ国のゴンドールで作られるミナス・ティリスと同じデザインだったのが良かったです。
ヌーメノール王国が無くなった後に、エレンディルや生き残ったヌーメノール人が王国を思い出せるように建築したのかなぁ〜と想像させてくれますね。

個人的にシーズン1の要は誰がサウロンなのか?
指輪に関する話がどこまで進むのか?
アングマールは出てくるのか?
って所が非常に気になってましたが、先に述べた2点に関しては今シーズンでかなり進みましたね。
アングマールぽい人物はイシルドゥルの友人かな〜と勝手に今は想像しております。
闇堕ちしそうなんで!

指輪を作るケレブリンボールが優しそうなお爺さんでしたね。
昔、PS4で発売された「シャドウ・オブ・モルドール」で、一つの指輪を作った後サウロンに殺されたケレブリンボールのクソジジイが主人公に取り憑いて、あ〜だこ〜だうるせーことを言ってた人が、最初はこんなに優しそうな人だったんですね〜
そう思うと後々サウロンの影響でボロボロになっていくのか〜と思うと可哀想ですな。

今回ドラマオリジナルの展開で少しびっくりしたのは、イスタリが第二紀の時代に中つ国にきたこと。
記憶を無くしてるから、第三紀から魔法使いとして活躍するのかは謎ですね。しかもなんの魔法使いかも謎!
無難に行けば灰色のガンダルフなんだろうけど、それじゃ〜捻りがないから実はサルマンだったりして!
いろいろと先が気になる展開が多いですね。
最終回のエンディングで歌が流れ、その詩にこれからの大まかな流れを教えてくれてるのが笑えました。
シーズン2ではドワーフの指輪とヌーメノール王国水没を描きそう!
サウロンが次はどんな策士で出てくるかも注目ですね。

このドラマの唯一不満点があるとすれば、アクションシーンがあまり驚きが無かったことに。
ま〜映画版のピーター・ジャクソン監督の天才的にぶっ飛んだ映像センスと比較してはいけないんだろうけど、それでももう少し自由に遊び心あるアクションでも良いかと。

ただ、アクションではないがモルドールに変貌する火山のシーンは迫力があって素晴らしかったです。
まさかあんな方法で火山を噴火させるなんて!圧巻でした。

残り4シーズンがどの様に進むのか本当に楽しみですね!
個人的にはゴンドール建国の話、モリア没落、アングマール王の登場がとても気になっております!
ワクワクが止まらん!
カルピス

カルピス