くう

大河への道のくうのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.6
いやいや、タイトル「伊能忠敬の地図」にして普通に香取市主導で良くない?(笑)

本年度の 「鎌倉殿の13人」ですでに61作めとなったNHK大河ドラマ。ご当地となる地域では祭り並みに盛り上げ、地域復興の役目も果たす。そこから出発した物語。大河ファンとして大変面白く見た。

伊能忠敬は地図を作っていないのか!のように思われるとアレだけれど、実際作っているので(笑)香取市でいいと思う。

最期までやりたいことに力を尽くした人生は、令和の高齢化社会への励ましにもなり、題材として素晴らしい。見てみたいわ、この大河。

主演の中井貴一さんと松山ケンイチさんは「平清盛」父子。他のキャストもことごとく大河ドラマの主要キャスト経験の方々。そういう方面から見ても楽しい。キャストがキャストだけに、ちょっと三谷作品の香り。

歴史が苦手な方でもついて来られる内容で、日本に誇りを持てる物語にもなっている。

伊能忠敬地図の圧巻の仕上がりは劇場で観るに相応しい。

不満があるとすればEDですかね。
なぜあんな悲し気な曲調の歌を持ってきたのかしら。そんなドラマではなかったはず。

大河ドラマの音楽って毎年メチャクチャ頑張って最高な劇伴を作っていると思う。ので、ここでももっと選んでいただきたかった。
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