ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズのタカシのネタバレレビュー・内容・結末

自分用メモ
ネタバレ注意

エディ、ベーコン、ソープ、トムの4人組はそれぞれ持ち寄った金をギャンブルに賭け一攫千金を狙うも、金を得るどころか逆に借金+返済期限は1週間という大ピンチに陥る。返済を試みるためアブない隣人の計画に乗じて漁夫の利を奪う計画を練るも、登場人物の画策によりさらにややこしい事になっていき…奇妙な偶然が生むハラハラ感が良い映画。大金を奪うことに成功してパブで開放的に飲み明かす場面や、ボロだと思いまさに捨てようとしていた銃が高値で売れるアンティーク物だったことを知り慌てて回収しようとする場面など、お調子者な4人組が可愛い。

ベーコンは若かりしジェイソン・ステイサムが演じる。彼の訛り具合がどこかトム・ホランドの若々しい喋り方を彷彿とさせた。しかし頼りがいのある存在感は昔から顕在。

映画が始まって3分の1は登場人物紹介パートのような感じ、それぞれの関連がどうなっているのかは後のストーリーを見て理解していく。ポルノショップの元締め、そして水責めが得意な右腕。幼い息子と行動を共にする借金の取り立て役。隣人のギャング。ちょっと危機感が薄いメンバーが居るマリファナの売人。登場人物が多いので少し話に置いていかれそうになった。

イギリスの治安の悪い地域特有のゴミくささ、タバコ臭さ、マリファナのツンとした香り、人の汗臭さみたいなものが画面を通じて漂ってきた。

現代物の激しいアクションや謎の深いミステリーなどはなく少し単調ではあるが、ストーリーをもう一度理解する為にもう一度観てみたい。