ノットステア

つはもの―ツワモノ―のノットステアのレビュー・感想・評価

つはもの―ツワモノ―(2020年製作の映画)
3.3
○アマプラ紹介文
室町時代終わり頃(1500年代前半)の人の様子を、絵巻や文献を元にビジュアル化した実験的短編。同じ時代の能「正尊」を原作に、現代人がタイムスリップするという形式でストーリー仕立てにしてある。室町時代の様子を文献を元にリアルに映像化したのは初の試み。



○感想
「室町時代の様子を文献を元にリアルに映像化したのは初の試み」っていうのをたまたま知ったから観た。
鎌倉時代や戦国時代と比べて室町時代ならではの特徴が何なのかとか、そういうことはわからなかった。

文献を元にした室町時代のリアルな映像を楽しみにしていたので、最初の10分は退屈だった。全然室町時代に行かないんだもん。
30分のうち、室町時代が描かれる時間短すぎ、、、
室町時代に行ったかと思ったらまた戻るし。。。

「正尊」というものがあるということを知るきっかけになったので、良かった。(こんなん書いて無知すぎることバレバレで恥ずかしい、、、)



○正尊(しょうぞん)とは
平家滅亡に功のあった源義経は、兄・源頼朝より鎌倉入りを拒まれ、京都・堀川の邸に謹慎していました。そこに、頼朝の配下である土佐坊正尊(とさのぼうしょうぞん)が、鎌倉から上洛してきます。義経は、正尊が自分を討ちに来たと考え、家来の弁慶に命じて正尊を連れて来させました。刺客ではないかと問い詰める義経に対し、正尊は、熊野参詣のために通りがかったと弁明します。さらに咄嗟に作り上げた起請文を読み上げました。義経は、それが偽りであると見抜いていましたが、その名文に感心し、宴席を設けて正尊を歓待します。静御前の舞などで、手厚くもてなした後、正尊を宿所へと帰しました。
弁慶が女を派遣して、正尊の宿所を探らせると、折しも正尊の一行は、武器をそろえ、人や馬の手配をして、義経の邸を襲撃する準備に余念のない様子でした。それを知った義経は、弁慶はじめ家来とともに襲撃を待ち構えます。義経一同は、やがて攻めてきた正尊の軍を迎え討ち、激しい戦闘の末に正尊を捕縛しました。
https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_081.html


以下、ネタバレあり












○あらすじ
なんかドン・キホーテとかに売ってるゴム製の馬の頭を被ってる男が気をつけろ〜とか言う。
気をつけろ〜みたいなことを言われた現代人の男ががタイムスリップする。
室町時代。見つかって屋敷に連れて行かれる。その屋敷の主の敵の顔とタイムスリップした現代人の顔がそっくりらしい。殺されそうになる。
また運良くタイムスリップ。
亡くなった彼女と再会。
つらい。
馬の頭を被ってる男が現代人に紙とか言うべきことを書いたメモをくれる(起請文)。なんか調べてくれたらしい。
またタイムスリップ。室町時代。
起請文。本当は声に出して読んだあと書くらしいが、現代人には無理なので、予め書いてある起請文にその場で書いたふり。めっちゃ怪しい動きだけどバレずに済む。
読んだこと(書いてあること)が素晴らしいらしく、命は助けてもらえる。