CIA直下で各国要人の暗殺を請け負う「グレイマン(=見えない男)」がかつての恩人とその姪を救出する、という王道過ぎるプロットを今最も観たくなるキャストを散りばめ、物凄くお金をかけ最大限に見栄え良く仕上げた典型的なポップコーンアクション映画。
ただ、やはりベタな素材に基づいている分そこに独自性がないため、初見でのアクションへの驚きは凄い(ピークはプラハのトラム激走シーン)が何日か経ったら記憶の底に埋もれそうな感は否めなかった。あと、クリス・エヴァンスの悪役は悪そうに見えず感情移入出来なかったためカタルシスが薄めになったのにはモヤモヤした。