しんご

ゴジラ-1.0のしんごのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.6
「シン・ゴジラ」(16)と比較して思うのは、本作は日本版アルマゲドンもしくはインデペンデンス・デイの側面が強かったなという点。ストーリー展開や登場人物の描写(特に、佐々木蔵之介演じる秋津船長)がハリウッドぽいなと思っていたところ、やっぱり海外で大ヒットしたのは納得。日本人の自分としてはシン・ゴジラの方が好みではあった。

山崎監督お得意のVFXで表現されるゴジラは「どうにもできない終戦後の脅威」としてその恐ろしさが存分に発揮されていて、今までのゴジラの中でもかなりよかった。近接してるゴジラに機雷に放り込むシーンは「ジョーズ」(75)のシークエンスを彷彿させたし、あのシーンが個人的には一番怖かった。

「そんなバカな(笑)」という後半のご都合主義もありつつ、エンタメ作品としてはたっぷり楽しめる作品だった。にしても、最近のゴジラはあの手のエンディングが好きなのかな。
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