06

スクール・フォー・グッド・アンド・イービルの06のレビュー・感想・評価

4.0
二人の村娘がひょんな事からおとぎ話の魔法学園に入学するが、なんとその魔法学園[善]と[悪]の2学部しかない。しかもプリンセスに憧れる美少女は何故か[悪]の学部へ、魔女と蔑まれる少女は[善]の学部でプリンセスドレスを着せられる。その違和感が容赦なく学園を巻き込みおとぎ話的善悪の違和感をあぶり出していく。プリンスとの恋もあるのに最終的に二人の友情こそ尊い、見た目ディズニーの皮をかぶったこれぞ新しいおとぎ話。


強火百合映画でした……びっくりした……。
2時間半と長いのが難点ですが、途中飽きることもなく楽しく見れる。少女たちと衣装が大変かわいい。ソフィア・アン・カルーソの赤リップにずっと目が釘付け。

お姫様になりたい夢見がちな女の子が何故か悪党を養成する学部に、魔女と呼ばれる現実的な子が、なぜかプリンセス養成学部に入学してしまうのが話のスタート。
もちろんその待遇に不満しか無い二人なので、それぞれの疑問や鬱憤を学園にぶつけていくうちに、次第に学園のおとぎ話的善悪に違和感を持つという異邦人が世界のルールを揺らがす系の話。
と思いきや、実は内部の人間もこの世界のルールおかしいと思ってたのね??というサプライズも有り。

見どころは[悪]の学部に入学しちゃった女の子「間違いだった!」って言い張るけど、どうみても性格が悪い。いつ悪の道に落ちるのかを楽しみにしながら観れる。

おとぎ話の善悪に物申しながらも、それでもピンチにはヒーローがやってきてくれるとか、絶妙なバランスでおとぎ話をやっているから面白い。
ラストは最高。めでたしめでたし。


唯一惜しかったのは、みんなおとぎ話のキャラクターの子供って設定は全然活きてなかったな。フック船長とか特に。その辺はディズニーのディセンダントの方に軍杯が上がる。
06

06