ツナギ

ONE PIECE FILM REDのツナギのネタバレレビュー・内容・結末

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ONE PIECE FILM RED
今までのFILM作品の中では異質な作品。伝説の海賊、伝説の海兵、怪物、鬼の跡目の次が歌姫。

序盤はいつも通りにゲスト紹介に一味紹介。ただ今までよりもスピーディー
最早テンプレート化した様な感じでなんだかムズムズする。

ルフィとウタがハグをするシーンで脳が焼かれる人もいるのかなと…珍しいものを見れた。

ウタの歌がめちゃくちゃよくて流石Ado
ただ歌詞が独善的だなと改めて感じる。責任感の強さからか自暴自棄か。

兎に角お約束を消化しつつ、追加ゲスト登場。尺の都合もあるがオーブンやロメオなど棒立ちに出てくるなど演習が気になるところ。そしてローのroomの効果範囲の広さとアザトさには驚かされた。確実に狙っている。

お祭り的に一味と愉快なゲストの活躍を描きつつ、ラストの見聞色が繋がるシーン
覚えている限りは血縁者が景色を繋がって見えている。カタクリ⇔ブリュレ ヤソップ⇔ウソップと家族の繋がりを強く表現してる中で血の繋がりもないシャンクスとルフィが繋がるところが血縁を超えて分かり合える絆を描いているのだと思う。誰かが一方的に思うのではなくお互いが向き合う事で生まれる力
詰まるところ繋がり
それはルフィの冒険共に必ずあったものだと思う。断絶され思いが通じないものをめちゃくちゃな力で繋がらせれる力が一貫して描かれていると思う。

この映画が他のFILMシリーズと違うのは敵が海の漢ではないところ。テゾーロも海賊でも海軍ではないが荒くれ者という括りで、海の漢だろう。海の漢達は己の欲望に忠実でそれは信念であったり、復讐や野望出会ったりするがウタは復讐でも懺悔などでもなく行動理念は救済だった。ラストの寂しかったんだねとトットムジカに語りかけるところからも他者を思いやり誰かと繋がり、合いたいと思っていた唯の歌がめちゃくちゃ上手い優しい少女。それが今作の敵ウタ
そしてそれを止めるルフィは海賊麦わらの一味船長モンキーDルフィではなく終始ウタの友人のルフィとして拳を振るっている。今までの許せない相手ではなく助けたいという想いで拳を振るうルフィはどこか大きく感じる。

エンドロールがあれ程短く感じられたのは初めてだ。
ツナギ

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