ミュージシャンが生でライブが出来なくなって配信でポピュラーになる事が当たり前になってきた昨今の風潮を人気漫画で映画にして、人気歌手使って人気キャラジャンジャン出せば儲かるんじゃね？くらいの志で作って鬼の様にメディアで宣伝しまくった結果、実際に売れてしまっただけの作品
と個人的には感じました。
正直今更っすね。
アニメ×歌なんてのはこの20年で散々やってる流行り技だし、そのおかげもあって魅せる技術は格段に進歩してます。
実際アニメに限らず、音と映像のマッシュアップは人間の感覚にエモーショナルな直感をぶちこむのにめちゃめちゃ有効だし、アニメーションであれば演出の限界を無制限になんだって見せられる良さがあるから、アニメと音楽っていうのは相性がいいのでしょう。
で、散々やり尽くしてきたことの到達点として、本作は金だけは使ってますから、どんなものが見られるかとおもったら、はっきり言って中の下くらいのクオリティです。2000年代であればそこそこ盛り上がったと思いますが、、、
もちろんこういうのは映画館で観て語るべきってのは重々わかってますけど、そういうレベルじゃなくて作り込みの甘さがあまりにも出てる。
特に歌ってるキャラと流れてる歌の一体感が全然なくて、流れてる映像が曲の盛り上がりどころと映像の盛り上がりどころもシンクロしないし、なんか色々と台無しです。
ストーリーについてはもう、なんでもいいや。。
Adoさんの歌唱力は凄まじかったです。曲もカッコよかった。
色々いいましたが、ワンピースファンとAdoさんのファンは楽しめると思います。これはフェアにそう思います。
