映画を鑑賞している間、無邪気に、ひたすらに楽しんでいました。ムズカシイことをあれこれ考えたり、批評的なことを考えることもなく、ただ面白い。私にとってはそう言う体験ができる映画でした。
あえてここにどんな話だったかとか、ストーリーを残すつもりはありません。特に予備知識もいらないし、(ジョンレノンがだれかくらいは知っておいた方がいいかもしないが)この映画をみてあらためて思ったのは、何を描くか、ではなくてどう描くか、が映画には重要なんだなぁって感じるからです。
人物同士の会話、掛け合いが面白い作品でもあるのだけれど、セリフのラインももちろんだけれど、その間やイントネーションだったり、そういうことの積み重ねで作品の魅力を作っていくって、映画の面白さの根本の部分に関わること。それをちゃんとやっているから自然といい映画になるんです。