Yumaさんの映画レビュー・感想・評価

Yuma

Yuma

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.3

この映画は、ある中年男性がひたすら可哀想な目に遭う映画です。

階段から落ちるシーンとか、あまりに悲惨すぎて目を覆いたくなる、というか、あそこまでやると、もう笑ってしまう。

宇宙最強生物であるドニー
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.6

デンゼルワシントンの長い役者キャリアの中でも彼を代表するキャラクターとなったマッコールさん。
今作では安定して鬼人、狂人っぷりが過去最高をマークしております!

あるいは生身の人間としては、あらゆる映
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.9

パクソダムさん主演のアクション映画。
パクソダムさんのアクションを楽しむ映画。
アクションを魅せるパクソダムさんを観る映画。

カーアクションというジャンル映画として、幾つもの斬新なアクション演出があ
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.7

胸が苦しすぎて最後まで視聴するのが本当に辛かった。
あしたの少女、というタイトルの原題は「次のソヒ」つまりこの連鎖は次にも継がれていくという意味だと思いますが、これが最恐。

本来助けあうべき経済的弱
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Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)

4.6

映画を鑑賞している間、無邪気に、ひたすらに楽しんでいました。ムズカシイことをあれこれ考えたり、批評的なことを考えることもなく、ただ面白い。私にとってはそう言う体験ができる映画でした。

あえてここにど
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ピュア・カントリー(1992年製作の映画)

3.7

好印象の作品には、名作で好きって映画と、名作とはいえないし、なんなら欠点もあるけど好きって映画がありますが、私にとって本作は後者です。

音楽映画として作中で流れるカントリーミュージックが楽しい!
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.4

エルファニングのファンが彼女の歌唱を楽しむための映画です。
ストーリーはどういっても凡。作り手が何を伝えたくてこの映画を制作したのかが謎です。序盤の雰囲気から、片田舎で音楽をやることの難しさを表現した
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

4.2

シリーズ2作目になる本作。前作の面白さのキモは中盤の豹変の部分だと思ったのですが、すでにそれを前作で見せてしまっており、また前作の成功に基づいて予算も観客からの期待も格段に膨張している本作の制作難易度>>続きを読む

クレイジー・ハート(2009年製作の映画)

3.9

冒頭から悲劇のフラグが立ちまくってて嫌でも不穏な展開を予想をしてしまう作りなのだけれど、それに対して、個人的にこの着地点は好みのテイストです。
ストーリーラインもさることながら、注目したいのはそれぞれ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.7

IMAX鑑賞
あーだこーだ言う前に好きなんだから高評価もやむなし。

上映時間に収めることに神経使うより、まず最高傑作を作る、上映時間のことは後回し、というコンセプトのもと制作された本作は必然的に前後
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

内容だけ見れば平凡なアクション映画なんですが、カメラワークなどの見せ方がめちゃめちゃ上手いので、没入感が高い。

こういうタイプの映画でガンガン死んでいく敵の雑魚キャラ、いわゆるモブ連中にもきっと家族
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.0

ミュージシャンが生でライブが出来なくなって配信でポピュラーになる事が当たり前になってきた昨今の風潮を人気漫画で映画にして、人気歌手使って人気キャラジャンジャン出せば儲かるんじゃね?くらいの志で作って鬼>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

マクドナルド創業の話ですね、
レイクロックがマクドナルド兄弟の事業を奪い取ったっていうのは有名な話ですが、映画で観るとなかなか印象が具体化されます。

改めてレイクロックという男について感じた印象です
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.3

流れは原作の追憶編から殆ど変更なく、原作の追憶編が2時間映画に纏めるのに丁度いいボリュームである事もあって、とても見やすい。

同シリーズの他作品の評価と同じく、アクション映画としてのクオリティがこれ
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.9

日本映画でこのクオリティのアクションが作れるようになった事が素直に嬉しい


細かい動きが素早く連動する見事な殺陣は壮観だし、舞台セットも全然安っぽくない。

但し飴細工のようにバンバン砕けるのがちょ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.4

アメリカの国民性を極端なカリカチュア表現で風刺、いや、アダムマッケイらしい皮肉たっぷりに、という方がしっくりくるとても私好みな作品でした。

ありがちなテロップと思わせるアバンから全く思いもよらないコ
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.6

好きなんだから高評価もしょうがない

去年の頭くらいにゆるキャン初めて見てどハマりし、シーズン2まで一気に見て映画化の情報を受けてから一年半以上、自分より古参のファンの方々にはもっと長い時間でしたでし
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.9

エンターテイメントの最高峰だ!
まずはこの映画が完成し、延期に延期を重ねてついに公開された、それを映画館で観られた事実に感謝したい。

オープニングでは見せてくれるのはお馴染みの名曲Danger Zo
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.6

ありそうで新鮮なサイコサスペンスアクションSF

本作の見どころを整理すると、物語の構成を大きく前半の日常パート、後半のアクションパートに分けられるのですが、その境目となる部分での豹変の瞬間。この一瞬
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

公開から一年以上経って今更みた自分がこんな事言うも恥ずかしい話ですが、全人類必見の見事な日本の恋愛映画でした。

とにかくディテールにこだわり抜いた人物造形とそれを200%表現した主演2人の演技によっ
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オールド(2021年製作の映画)

4.2

色々散見するツッコミどころも含めて好きです。

複数の家族が30分で一年分年をとる謎の海岸に閉じ込められる話なので、ほぼその小さな海岸の中だけでドラマが成り立つ物凄くミニマルな構造を生かしてさすがシャ
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バッド・ティーチャー(2011年製作の映画)

3.2

これといって文句をつけるわけでもないしつまらないわけでもない、なんというかフツーの映画です。

娯楽作品って考えたらこんくらいが見てて1番楽でちょうどいいのかもしれない。

Bad teacher っ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

他の方のレビューでもよく言われるように、基本設定は面白いけど、作った設定に対して解釈が浅すぎます。というのが大まかな感想です。

ツッコミどころの例を上げてみます
反応する音としない音の差がわからん。
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

4.7

劇場版3作目にして、個人的にはぶっちぎりのベストとなりました。ヒーローアカデミアの劇場版を作る、というのとヒーロー映画を作る、というミッションを完全に両立しているという点で最高です。

めちゃめちゃカ
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僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

3.5

メランコリックな作風で雰囲気は好きだし、演技も概ね良いくていいと思うけど、賞賛とまではいかない平凡な映画です。

しかしベンアフレックのチャーリーおいしい役!最高のおじさんじゃないか。

チャーリーお
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スワン・ソング(2021年製作の映画)

4.4

まず目が行くのは絵作りのかっこよさ、とにかくエッジが効いてるバキッとしたシャープな画面がめちゃくちゃカッコイイ。
近未来のSF映画との描写にこの上なく説得力を与えたているあたり流石アップル作品です。
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.8

これこそ不謹慎だけど面白すぎな映画。
Guardians of the galaxy のJames Gun監督が過去のTwitter発言をきっかけにディズニーMCUを問答無用で解雇された後(現在は紆余
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ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

3.8

こっちの世界のルールが全く通用しない奴らと遭遇するジャンル映画ってありますよね、

本作は繰り返される核兵器実験により高濃度に被曝したニューメキシコの砂漠で生まれ育った人々のが住む集落に入ってしまった
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

3.9

想像してたよりずっと誠実な映画でした。

犬の演技力が大御所の風格。迫真の目の演技で観客を落としにかかってくるっ!

忠実というより愚直、自分の欲に対してめちゃめちゃ素直って印象で、そういうのって人と
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

5.0

NYにおける移民のコミュニティと人種差別をテーマにしたミュージカルではあるのだけれどこの作品のメッセージはもっと普遍的な生き方全部に対して言えること。

前提として社会や人生ってのは儘ならない。納得で
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.3

面白くないわけがない約束された作品だし、改めて言うのもなんだけどやっぱりMCUはなるべく映画館、出来ればIMAXで観たかったと思います。

社会問題とエンタメをブロックバスター級のサイズで取り扱うって
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

作品自体は昔からある小説で、ついに映像化。
一応全部とは言わないまでも概ね殆どの作品を観賞しているガンダムファンですが、正直本作は「個人的には」最後が超絶トラウマ展開であることを除けば、あまり印象が残
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

映画館で見られて本当によかった!
公開が延期に次ぐ延期、莫大な製作費用の回収が出来ず製作側は本当に苦しかったと思うのだけれど、安売りして配信で封切りなんてことにさせず、頑として劇場での公開という条件を
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BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage(2021年製作の映画)

4.4

バンドリを全く知らなかった自分がこの映画を見に行ったことには理由があります。

有名な話として、かつてはアニメ表現でライブを描くことは暗黙の御法度となっていたと言われています。なぜならとてつもなく難易
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.8

良くも悪くもいつものマブリー映画なので、マブリーアクションが好きな方にはおすすめです。
つまり、俺だけ強さの基準が違う、と言うやつです。

ドアを壊さずに開けることがほぼ無いというのが見どころ!

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武士の家計簿(2010年製作の映画)

4.5

とても面白かったです。

娯楽映画であり教養映画でもありますな。
そして森田監督のコメディセンスが随所に冴え渡る。

この映画は画面上の情報とキャラクターのセリフや行動が一致しない場面が多々ある、つま
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