soutaの映画まとめ

アキラとあきらのsoutaの映画まとめのレビュー・感想・評価

アキラとあきら(2022年製作の映画)
3.7
【soutaの邦画つぶやき No.513】
"アキラとあきら"


父親の経営する町工場が倒産し幼い頃から運命に翻弄された山崎瑛 と 大企業の御曹司でありながら未来の社長の椅子を拒絶する階堂彬。同じ名前を持つ二人は同じメガバンクの同期として入社する。


宿命により導かれた"アキラとあきら"、破綻寸前の絶体絶命な企業を救うことができるのか。池井戸潤 原作なので見る前から期待値は高かったが、やはり面白い。リゾートホテルの融資云々がもっと中盤だったらよかったけど、それでも山崎と階堂の為人・正反対の二人が如何にして最強のバディになったのか丁寧に描かれていて良かった。

人に金を貸すとはどういうことなのか。銀行側と企業側、それぞれの立場で慎重に物事を決断しなければならないし、会社という同じ船に乗りその舵取り一つで雇用や顧客の人生に大きく影響してしまう。より良い未来への投資、人を信じることを貫こうとする人たちの話だった。それにしても竹内涼真は正義の人があまりにも似合い過ぎるなぁ。