soutaの映画まとめ

レナードの朝のsoutaの映画まとめのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
4.1
【soutaの映画つぶやき No.1083】
"レナードの朝"


1969年、慢性神経病患者専門の病院に赴任してきた医師マルコムは、嗜眠性脳炎で30年間昏睡状態だった患者レナードへの新薬の投与により奇跡的に目を覚ますが、、


30年眠り続けた嗜眠性脳炎の患者が一時的に目を覚ました実話。ロバート・デ・ニーロ×ロビン・ウィリアムズ、二大名優の共演作。

目を覚ましたレナードの第2の人生がスタートするハートフルな内容かと思えば、更に残酷な現実が待っていた。

何不自由なく生きていることは決して当たり前じゃないことは分かってるはずなのに普段生きていてそう思うことは少ない。堕落した日々を送る人を見て、過酷な運命を生きるレナードからすれば怒り・混乱するのは当然だろう。
可哀想だなんて口が裂けても言えない、あまりにも辛すぎる。生きる喜びを再び奪われる地獄。俺から学べ!とあの悲痛な叫び…演技の幅広さは勿論知っていたが、ロバート・デ・ニーロはこういう役も出来るのか。私はあのラストダンスを思い出す度に涙ぐむと思う、、もっと早く見ていればよかった。間違いなく名作です。