おさつ

RRRのおさつのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.6
抜群のコンディションでの鑑賞にこだわりすぎて気になってたのにずっと見れなかった今作品、やっと見れました!IMAX最高!

バーフバリが大好きなのでだいぶ期待値高だったけど、安心感のあるハイカロリーさで大満足!

3時間長いって声を聞いたけど、実質5時間のバーフバリよりはコンパクトに収まってるなぁというかんじ笑
間のインターバル演出、実質退席がなくても舞台を鑑賞してるみたいでワクワクする。ウエストサイドストーリーでも好きな演出。
エンドロール終了後、客席から拍手が起こったのも演劇のようで印象に残ってる。
皆のRRR愛すご…!

男の友情と誇りや反骨精神がテーマなので、恋愛要素は少なめ。ヒロインは舞台装置的。
インド二代叙事詩の一つ、ラーマとシータのラーマーヤナの例えは作中何度か引用あったけど、
ビームとラーマの関係は、ラーマを「兄貴」と読んでたり、宿命の兄弟の戦いを描いたもう一つの叙事詩マハーバーラタっぽいなと思った!因果律アツい!

終盤までなかなかラーマのバックボーンが語られず、2ヒーローにしてはこっち悪役気味でいいとこなしの苦悩ばっかでかわいそう…と思ったら怒涛の勢いの過去編・覚醒編に救われました。
バーフバリに続き弓最強すぎん?と思ったけど、ボリウッドでの弓はハリウッドの日本刀的なロマン武器なんだろうか。笑
あと薬草も最強すぎない?

時代設定が近代だったから、戦法などもリアルみが増した気がする。キテレツ肩車騎馬戦法ぐらいじゃ驚かないよもう。

ラストの戦闘は思ったよりサクっと終わったなと思ったけど(2人揃ったらそりゃそうか)、CGの火の演出はカッコいい。
炎の中から顔を出すシーンとか弓装備時の横顔ポージングとか、挿絵や少年マンガの見開きっぽい。

どんなに絶対的ピンチに陥っても最後に勧善懲悪スカッとオチが分かってるのでワクワクしながらも安心して見れる。

ラストのダンスシーンもインド映画っぽくて良かった!ガンジーしか知らなかったけど、現地では多くの革命家へのリスペクトが根付いてるんだね。
ダンスはナートゥも!アップテンポでシャッフルダンスっぽい。真似してみたくなるご令嬢たちの気持ちがわかる。
インドのティーンエイジャーとかtiktokに上げてたりするのかな。笑
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