おさつ

ウィッシュのおさつのネタバレレビュー・内容・結末

ウィッシュ(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

少し前に見たので思い出しながら。
100周年の記念的作品としてはよかったかなと!

私がディズニーガチ勢じゃないけど、それでも「星に願いを」「魔法使いの弟子」から始まり、様々なシーンで今までのディズニーアニメ作品と重なるようなカットが多くあった。
時代設定としても食事やスペイン語のセリフから、グラナダ半島が歴史上栄えていた中世あたり?と考えると、シンデレラのフェアリーゴッドマザーの前日譚としても捉えられるのかな?と思った(人種は変えられてるけど)

テーマとしては、最近のディズニーはポリコレに厳しくて男女の恋愛とか扱わないがちだけど、あ、これはいいんだ?ってかんじ。自由への闘争。
「希望や夢を胸に」という全年代に通じるメッセージだとおもうけど、資本主義で小さな政府のアメリカ的だなぁとも感じたり。
マグニフィコが悪のファクターとなるために、「禁断の魔法」によって安全への執着や猜疑心を誇張化したけど、序盤のあたりは実際のどこかの時代、どこかの国ではあり得る範囲ともおもう。表現への規制とか。
実際に国の生活保障としては回ってそうだったし。
(まぁ私も資本主義で生きてるのでロサスに今住みたいか?ていうと悩むけど。結局はバランスだし個人の好みがあるなぁと)

自分なりの主義があるヴィランということで、マグニフィコは結構すき。弱さがあって人間らしい。闇堕ちしたアイアンマン?てきな。笑

そして歌も全体的に好印象だった。
冒頭の「ようこそロサスへ!」的な歌のカットとか、実写っぽいアングル構成でよりミュージカル感が増してたと思う。
これまでの人気ディズニー作品の流れにのってミュージカル化したら映えそう。
登場人物もバランスよく、力強い歌が多いし。
時間帯の問題で吹替版みてしまったけど、ディズニー+にでたら字幕版でも見たい〜!
おさつ

おさつ