ぬまつ

ドライビング・バニーのぬまつのレビュー・感想・評価

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)
4.6
けっこうな犯罪起こしまくり映画。
大きい犯罪に小さい犯罪に、何個の悪さ働いたよ。

しかし観てよかったですわ。トマちゃん出てなかったらまずスルーだっただろうけど。
そのトマちゃんの主な出演は後半に差しかかるあたりからです。
でもその後半も、たいして大きな見どころはなかったかな。
大きく顔が写るようなカットも少なかったし、彼女の可愛さを堪能できるおじさんホイホイ的要素は少なかった。

その代わりに主人公バニーを演じたエシー・デイヴィスの演技が素晴らしくて、それを観られただけでも大満足でしたよ。

コメディ寄りのロードムービーだと思っていましたが、残念、予告詐欺に邦題詐欺でした。基本ずっと重たいです。
いい人たちと、ことごとくお別れすることになっちゃうのが切ない。
なるほど規則を破ったらそんなことになってしまうんだね。絶望感凄まじい。

なんでこんなに評価低調なんだろうと疑問に思うくらいだけど、そりゃそうだよな最初に言った通り主人公の行動ひどいもんな。
原題「The Justice of Bunny King」。基本登場人物の名前をタイトルに入れるのってセンスないなぁと思うけど、鑑賞後に考えたら確かにその通りのタイトルでグッドですわ。

最後のとある人との直接ではない会話がこの映画のハイライト。
この贈り物は「ハーモニー 心をつなぐ歌」の音楽会のことを思い出したよ。あごめんマイナー映画だったね。

そしてラストの景色美しかった。これだけでもトマちゃん出た意味あったわ。
ずっとアメリカやイギリスの映画だと思ってたけど、ニュージーランドだったんだね。
いや北向きで日当たり抜群って言うから、おや?と思ったよ。
トマちゃんもニュージーランドだったんだ。彼女とあの国の牧場で一生を添い遂げたい。でもそんなこと言ってたら愛車にオシッコかけられそうだからやめておこう。車持ってないけど。


[個人的トマちゃん出演作ランク(作品評価関係なくトマちゃんの魅力評価・カッコ内は作品評価)]

1位:ジョジョ・ラビット(4.8)
2位:足跡はかき消して(3.2)
3位:ラストナイト・イン・ソーホー(4.8)
4位:オールド(4.0)
5位:ドライビング・バニー(4.6)
6位:パワー・オブ・ザ・ドッグ(2.8)



potential:⚪︎オススメ賞、◎主演女優賞(エシー・デイヴィス)、⚪︎脚本賞、エンディング賞、⚪︎歌曲賞「What's up?」、作曲賞、涙賞、温か賞、⚪︎切な賞(9部門、◎1⚪︎4)
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