舞台は昭和から平成に変わる少し前の長崎。
小学5年生の男の子、ハスキーボイスの久ちゃんとツンデレ俺様系な竹ちゃんのひと夏の思い出。
海も山もすぐ手に入る土地で育ったわけではないので、こういう少年時代は憧れる。
生まれた時代は違うけれど、クラスメイトや先生との距離感、クラス目標や大きい三角定規が壁に掲げられた教室、粘土で作った貯金箱、終わらない夏休みの宿題……
忘れていたけど確かにあった小学校生活を思い出させられる。
純粋でエネルギーに満ちあふれていた毎日。
友達に「またね」と声をかけ合った夕方。
旅の途中、途方に暮れているところに手を差し伸べてくれる地域の住民。
家族みんなで囲んで食べる手巻き寿司。
お母さんに思いっきり泣きつきたい日。
正直映画としての面白みは微妙だったけど、ただただノスタルジーを刺激してくる。最後のエンドロールまでエモさ満点の夏休み映画だった。
でもみんな自転車は気をつけて乗ろうね