Aoi

そばかすのAoiのネタバレレビュー・内容・結末

そばかす(2022年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

Filmarksオンライン試写会にて鑑賞。


私自身主人公のカスミに近い性分なので、気持ちわかるなぁって部分とだいぶ周囲が誇張されてるな、そんな展開ないだろってツッコミが半々。

コテコテに描かれている家族の関係性は居心地の悪さと面白さ、あったかさが同居してて良かった。でもあんな静岡の方言はない気がする笑


意外と人付き合いがよくフットワークが軽いところ
人としては好きなのに恋愛云々が絡むことで突然関係が終わってしまう切なさ・もどかしさ
仲良い女友達と同居しようものならレズビアンなんでしょ⁉︎と決めつけられるやり場のない怒り
言葉では表現されてないけどAro/Aceのあるあるを描いている気がした。


周りの恋愛話に相槌を打ちつつも心の底では共感してない・あまり理解できてない(でもその人の悩み事として真剣に聞いてる)感じ、恋愛はいいぞ・彼氏いないの?結婚しないの?に適当に返す感じがナチュラルだった。
ない感情を作り出すことはできないのよ


だいぶフラットに描かれているほうだけど、恋愛要素があって当たり前の文脈で作られている感はまだある。(NHKの『恋せぬふたり』もそういう部分気になった)

正直そういうのもうお腹いっぱいだよな。
恋愛とか抜きにして、やりたい仕事やって休日は友達とはしゃいで、暇な時は海辺でごろ寝する毎日を描く映画があってもいいじゃない。

色々モヤモヤする部分はあったけど三浦透子さんの自然な演技、歌声の透明感はすばらしい。

書き換えられたシンデレラの結末が気になる
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