キャリアも結婚も子供も成功もない34歳のブリジットが、レズビアンカップルの子供である6歳のフランシスのナニーをすることになったひと夏の物語。
生理、妊娠、育児に翻弄される女性たちが、血やら涙やら色々なものを垂れ流しながら手を取り合っていく最高のシスターフッド映画。
それぞれの考え方が違うだけで悪人が出てこないのも好き。
中絶するブリジットに何とか向き合おうとする年下のジェイスも素敵だったけど、結局女性側の負担でしかないと思う彼女の気持ちも分かる。
自分には何もないと割り切っているブリジットが、最後に本音を吐露するシーンで感情移入MAXになって、そこから涙腺スイッチが完全オンだった…
女性ならではの悩みをユーモラスかつ赤裸々に描いた映画ではあるけれど、自由奔放な聖フランシス姫に癒され励まされるためだけに見るのもオススメ。
