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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのumetaのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

公開初日に鑑賞。
cm動画の時点でか〜なり期待してしまっていて、この期待感で大丈夫かな!?と思いながら観たけど、期待通りに面白かった…!

見てない人に説明するのは難しいのだけど、ハチャメチャマルチバースを包み込む愛の映画だった…愛の話大好物です

マルチバースの切り替わりが目まぐるしく、切り替わりが見てたらわかる俳優さんの演技もすごかった。アクションも派手で目が楽しい!
目の楽しさで言ったら、娘ちゃんの衣装チェンジも全部いけてて素敵だった〜

最後には、今のこの世界いいじゃん。欠けてるところはあっても、今一緒にいる人たちはここにしかいないんだから。という素晴らしく前向きなメッセージをもらって、涙が出た。
どの世界の君も愛している、よりも、この世界の君を愛している、のほうが刺さる。
わたしも自分の人生を割と気に入っているので、すごく共感してしまった。
後悔がないことはないけど、やり直して今と違うことになるなら、今の人生でいい。今の人生がいい。

主人公の父は途中で娘の手を離して、それを当人は寂しく思ったようだけど、暗黒ベーグルの前で一度は主人公が娘の手を離したことを考えると
手を離すことは放任でもあるし、自由にさせる信頼でもあるなぁと。むずかしいね。
特に親子関係においては、子を守るところから、信頼して任せるにスイッチするのが難しいんだろうなと思った。

途中で下ネタもあったけど、スイスアーミーマンの監督という前知識を持ってのぞんたので、全然許容範囲でした。普通に笑った。
でもまぁ、賛否は分かれるというか、苦手な人もいるにはいるだろうなという作品だった。わたしはとても好きだったな。
A24のホラーでない一面も見られたから、「ホラーも大好きだけど)今後の作品にも期待!

思い出し追記
散々派手に立ち回ったあとに、最後に「あなたのやり方で戦うわ」って言って、暴力でなく寄り添う形で、戦う相手を倒すのではなく戦わなくても良いようにしていくシーンも熱かった。強さ=暴力ではないこと、旦那さんの強さに気づいたのだと思う。
人生の中で、補い合うことができる関係の人に会える幸福も、伝えたかったんだろうなぁ。母子ももちろん、パートナーとの関係の描き方も素敵でぐっときた…!
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