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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのhiroyokoのレビュー・感想・評価

4.3
映画という映像表現のフォーマットと、監督の悪ノリの笑いセンス、家族愛という共感するストーリーが、絶妙なバランスの傑作。こんな作品に出会えるから、映画は面白い。
役者が皆良い。ミッシェル ヨーは、流石のクオリティ。そりゃこのヒトにカンフーアクションやらせたら、絵になるよなー。そして、美しい。キーホイ クァン、素晴らしい役者さん。アクションもキレキレ。優しさが溢れる表情の演技は、家族愛のテーマの説得力を持たせている。
マルチバースの表現もSF的なコンセプトも面白かった。エブリシング、エブリウェアというワードが、考え過ぎかもだけど量子力学をベースにしている感じがして、面白い。ジョイの表現は、量子レベルの可能性からの選択のよう。
笑いのセンスは、好み分かれるかな〜。自分はどハマりで、かなり笑えた。
笑い、SF、家族、映画の楽しい要素てんこ盛りで、最高でした。
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