Ryosuke

テオレマ 4Kスキャン版のRyosukeのネタバレレビュー・内容・結末

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ある男がブルジョアの家族を訪れ、魅了する。
ある者は絵画に。青い瞳を持つ若者に性愛を渇望し、またある者は身体が停止する。
突如訪れた無秩序に、虚飾を脱げば機能不全を起こして行く家族。絢爛な門と屋敷はまるで監獄のように閉鎖性を帯びて行く。

使用人だけが神性を獲得する。
プロレタリアートに属する少年の純粋な笑顔と数々の視線。
初めてのパゾリーニ作品だけれどその生涯と思想が強く反映されていると感じる。
Ryosuke

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