くろうとチェリー

すずめの戸締まりのくろうとチェリーのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.0
鑑賞日:2022/11/12

面白かったです。

新海誠の作品だと秒速5センチメートルが一番好きなんです。
あのどうしようもない終わり方がたまらなく好きで、ここ最近の深海作品のハッピーほっこりエンドにブヒブヒぶちキレるぐらい大好きなんです。

君の名はのラストは「振り返るなよ〜。振り返ったらアカン!振り返ったらシバキやで〜!」って思いながら見ていたし、天気の子は純粋に「?」って感じで見ていました。
キモオタってビターエンドが好きですからね。考察もできますし、糞ポエムで悦に浸ることもできるんで最高なんです。

で、そういう意味では今作は爽やかな気持ちで見れるんですが、結構ハラハラするシーンや、暗い気持ちになれるシーンが多くて個人的にはよかったです。
現実の出来事とリンクしているシーンもあったりして。「あ〜あの時、あんな感じで過ごしてたな〜」ってしんみり思い出しながら見ていました。

ただすずめちゃん。おばさんと喧嘩するシーン。俺ちょっと引いちゃったわ。すずめちゃんも生きる以上は「時間」という毒に侵されていくんだから、やがておばさんと同じ悩みを抱えるかもしれないんだよ!もっと人の立場に立って物事を考えるようにしようね!

説教おじさんとのお約束だよ!