くろうとチェリー

シン・仮面ライダーのくろうとチェリーのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.7
鑑賞日:2023/3/17

いくつかのレビューを拝見したところ、
一般的な評価:
「オタク向けすぎてよく分からん。」

ライダーオタクからの評価:
「ここ、パロっちゃうんですか?wwwいやぁ〜、それ俺らしか分からないっしょwこんなの公開して大丈夫なんですかぁ〜?w東映さんwww庵野!おいwww庵野!www」

みたいな感じで、2つに意見が割れてるっぽいんですが、

・ライダー作品は1作も見たことがない
・庵野秀明は普通に好き

みたいなどっちつかずの永世中立おじさんの感想としては、【詳しい設定は分からないけど普通に面白かった】って感じです。

アクション見応えあるし、結構バイオレンスだし、浜辺美波は可愛いし、ストーリー面白いし。。。

「コア向けすぎて面白くない」って評価している人は、ガキンチョからクソジジイまで万人ウケする作品になると、どうしたら思えるんですか?
監督・題材からしてどう考えてもコア向けになるに決まってんじゃん!

「おいw庵野!wそのカメラワークは渋すぎだってwww」って言ってるような奴らが唸る映画なんですよ?
"老若男女がスタンディングオベーションする大傑作"になる訳ないんですよ。

そんなゲテモノ料理だと分かっておきながら、「マズイ、こりゃ食えん」ってゲロっちゃうのはナンセンス。
ある程度、分かってる風を装って「うーん、これは"個性的ですねぇ"。まぁ、私は好きですね。」って具合に誤魔化しとけば、過激派オタクに目の敵にされることもないし、通ぶれるのに勿体ないって話なんです。

以上を踏まえて、改めてこの映画の感想を述べさせていただくと、

「うーん、これは非常に人を選びますねぇ。」
「仮面ライダーが好きな人にとっては"最高のご褒美映画"だと思いますし、詳しくない人は"もっとライダーを知りたい"って思える素敵な作品。」
「あまり仮面ライダーに明るくない僕でも、圧倒的なカメラワーク、魅力的な登場人物、最後まで飽きさせないストーリーのおかげであっという間でした!僕は大好きです!」

って感じになります。

これぞ処世術。ご参考あれ。