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ザ・ロストシティのchunkymonkeyのレビュー・感想・評価

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)
3.5
チャニング・テイタムの可愛らしいコメディ演技が冴えわたるアドベンチャー映画?ラブコメ?どちらのジャンルとしても中途半端だけど娯楽映画としては◎。この爽快感なんだろう?アドベンチャー系のディズニーアトラクションに乗った後の感覚と似てる気がします。非常に軽やかで気持ちがよくポップコーンのお供に最適です。

考古学者の夫を亡くし自宅で鬱々と引きこもり生活を送るオバチャン人気作家ロレッタ(サンドラ・ブロック)。彼女のチープなアドベンチャーロマンス小説の宣伝活動にお付き合いするのは、本の登場人物ダッシュになりきるおバカなモデルのアラン(チャニング・テイタム)です。大失敗に終わったイベントの後、本が離島にある秘宝の手がかりになると考えた富豪(ダニエル・ラドクリフ)にロレッタが誘拐されてしまい火山島へ...

ブラッド・ピットの無駄遣いひどい(笑)。が、エンドロールもお見逃しなく!てなわけで出演陣はかなり豪華。オスカー(The Office)老けたなぁと思ったら、60代で元々がめちゃ若く見えとったんやねぇ。初のアジア系SNLレギュラーのボーエン・ヤンの登場もチョイ役ですが同じアジア人としてうれしい。

チャニング・テイタムはいつも通りといえばそうなのですが、お茶目な感じが最高に笑える。演技の方向性は同じにも関わらず直近の「Dog」よりも断然よかったし、相対的に他の俳優さんがスベッて感じられるくらい。サンドラ・ブロックとの相性もバッチリです。ダニエル・ラドクリフがいまいち。他はみんなよかった。

ちなみにロシアでは本作上映キャンセルされました。最近どの映画を観ても、何らかウクライナ情勢の要素と頭の中で絡めてしまってちょっと心が重かったのですが、本作はそういったのとはもちろん無縁で楽しい時間が過ごせ心が軽くなりました。
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