指揮者リディア・ターが権力の座を極めてから転落し、果たして再生できるか…という話。
リディアは音楽と子どもには真摯で誠実なのに、そのほかは倫理観や社会性に課題アリという天才肌の人物。
こういう人は弱点を支えてくれる人を大事にしないと社会的に死ぬよなぁ…。
あんまり評価が良くなさそうだと思ってたけど、風刺あり、構成上手かったりで、意外と面白かった!
舞台がベルリンだけどモスクワフィルがよかったと思ってたのでシモノフの姪(モドキ?)の登場でテンション上がりました。
最初の対談イベントでは読み上げられたキャリアのイメージも手伝って知的な人物のように見えるけど、すでに素行の悪さが見えてから出版記念イベントで朗読している様や言葉は、まさに「陳腐」にでした。言行不一致で見せる技。
強いて言えばもうちょっとちゃんと音楽聴きたかった。モンハンオーケストラもちゃんと聴きたかった。
でもケイト・ブランシェットの指揮はやっぱりイマイチだったので、しょうがないと考えるべきか。
なんか音楽聴きに行きたいなぁ。