バスタン渓谷という、谷あいの閉鎖的なコミュニティで少女の連続殺人事件が起きる。死体発見現場近くではバスク地方に伝わる精霊バサジャウンの姿が目撃されていて・・・
地元出身で捜査主任のアマイアは捜査を進めていくなかで自分の過去や家族に向き合っていくことになる。
ドロレス・レドンド原作による既視感あるミソジニストによるヘイトクライム・ストーリー。
原作未読なのでもともとは違うのかもしれないけど、バサジャウンの要素があまり活かされていなかったように感じた。
既視感があったのは、根底にある社会問題やテーマが似通っている『ミレニアム』シリーズのピーター・ネーデルマンが監督だからかも。映像はよかった。
本作は原作のバスタン渓谷三部作の第1章とのこと。第2章以降に期待したい。
