TAR/ターのikoのレビュー・感想・評価

ケイト・ブランシェットさまの演技が凄まじい。これは権力の使い方の話か。意識が高く熱心でも目指すところが違えばハラスメントになりうる。どうとでも編集される。そしてキャンセルカルチャーによってひっくり返される。使える権力は使う新しい世代。恐ろしいほど色んな価値を描いた映画。最後は再出発と捉えて良いのか。「おっさん」からリディア・ターに戻っていくという意味では恢復か。いやーもう一回観よう。あ、あと映像が美しい。インテリア超絶好み。