もっち

モリコーネ 映画が恋した音楽家のもっちのレビュー・感想・評価

5.0
約150分の長尺ですが、極上の映画音楽を堪能しながら、モリコーネの足跡を理解することができました。荒野の用心棒とニュー・シネマ・パラダイスの楽曲は知っていたのですが、この映画を見るまで「ずいぶん印象が違うのはどういうこと?」と思ってましたが、ジャンルを選ばない映画音楽を作ってきたことがこの映画でわかり、その疑問が吹き飛びました。

個人的に3つ印象に残ってるシーンがあります。

①モリコーネ本人がメロディを口ずさむシーン
②殺人捜査というサスペンスの作品で、試作とモリコーネ作との比較。本当に試作がどんな曲だったのかを思い出せないぐらい、モリコーネ作がいまでも頭に残ってます。
③監督は映画をある意味掌握できる(カメラワーク、ロケーション、俳優台本など)、でも音楽は逆転現象が起こっているところ。
デ・ニーロのシーン

作品を通して、モリコーネの勇敢さがキーワードになっていたと思いました。面白かったです。
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