最別れの旅という気になっていたキーワードを意識の中心に据えると、最初の鑑賞では見やすいかもしれないと思いました。
映像の綺麗さ説得力は言うまでもなく最高でした。冒頭おばけ団地で駆け回る描写からわたしの実家の原風景を思い出したりしてかなり涙腺が緩みました。
不安やシリアスさ、言語、非言語の感情のぶつかり合いについては、見ているこちら側が場面単位で心が揺さぶられる感覚がありました。
曲、音楽の輝きも半端じゃなかったです。
一方で大海原を団地ごと航海することの摩訶不思議さ冒険心好奇心の謎解きで見ようとすると、わたしにとってはなぜか観にくく感じてしまいました。自分にとって謎が謎のまま残ってしまったような部分はあります。
※当初、ナツメが「目が覚めたら元通りになっていた」のは、結局たまたまだったのだろうか、などは実際最後まで気になってしまいました。
