もっち

モガディシュ 脱出までの14日間のもっちのレビュー・感想・評価

5.0
見ていて全身が強張ってしまうような極限状況の連続。
実話ベースの説得力を存分に感じました。
希望、生命線を必死に探すものの、加速度的に絶望が広がっていくので、
「今だ!脱出だ!」ではなく、「敵が気づかないで…チャンス来て…無事に脱出して…」と念じるような気持ちで見ていました。

極限状況の選択、韓国北朝鮮の間のドラマ性など大きなテーマ、キーポイントがありますが、特にこの作品のすごいと思ったところを自分なりのキーワードにすると「ゲーム感覚」だと思っています。

序盤は外交官同士の現地ソマリア人を利用したゲーム。
内戦勃発の中盤以降は殺戮のなか、ゲームの獲物という立場に叩き落されます。この構成、対比が自分にとって本当に印象的で見やすかったです。
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