Bluegene

モリコーネ 映画が恋した音楽家のBluegeneのレビュー・感想・評価

4.2
エンニオ・モリコーネの生い立ちから最晩年までを、本人のほか、音楽学校時代の友人(みんな現代音楽の作曲家)や一緒に仕事をした監督やプロデューサーなどの映画関係者、影響を受けたミュージシャンのインタビューと、彼が手がけた音楽や映画の映像と共に綴った集大成。

えーっと予想以上に長かったです!1時間半くらいだと思ってましたが2時間36分もありました!でもめちゃくちゃ見応えがあった…そして出てきた映画を全部もう一回見直したい!って思った。

彼が映画の伴奏音楽にすぎなかったモノをいかに「映画音楽」に高めたか、あの耳に残るフレーズの奥にどれほどの考察と音楽の知識が隠れているか。どんなに成功を収めても純粋音楽の道に進んだ学友たちや音楽の師に認められなかった苦しさと、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の楽曲によってアカデミアがとうとう彼の才能を認め和解したエピソードなど、見どころ満載。

とにかく映画ファンには必見のドキュメンタリーです。レオーネ監督との友情が微笑ましい(それで「時計じかけのオレンジ」の話がボツになったけどw)
Bluegene

Bluegene