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モリコーネ 映画が恋した音楽家のMskDのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかった。
涙した。  

ラストの『白紙』に何を書くか。
思考!?展開?!と続く中で、
音楽の楽譜、曲作りに対する言葉に
人生感も感じました。

人生のページに何を書くのか?

そう自分自身の問いかけになり、
悔しさ、気づき、希望の入り混じった
感情だった。

 そう。 白紙になにをかくか。


あと感動したのがアカデミー賞のノミネートばかりで、受賞がなかなかされなく、程なく名誉の称号、そしてタランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』で作曲賞を受賞したときにも涙。

イタリア人が世界で一番観られるであろう、アメリカ🇺🇸映画会の中で、受賞する意味、意義、ご自身との葛藤。そして受賞スピーチでの奥様への愛の言葉も泣けました。

現代音楽と映画音楽は違う。
と言っておられ、どちらもやったからこその今がある。と、映画音楽をやる事にご自身の言葉からも、後ろめたさがあったと話されていたが、肯定に変わって行く様も、観ていて素晴らしかったです。

正直、前半は眠気も感じたのですが、
年代を追っていくなかで、
触れた事のある映画が増えていき、ラストは,涙で終わりました。

モリコーネさんは、手紙を書く様に作曲する。という表現も素敵でした。
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