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WILLのMskDのネタバレレビュー・内容・結末

WILL(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

狩猟生活
山籠り

今を生きる

自然と生きる

東出さんのYouTubeをみているなかで、映画の事を知りました。


東出さん主演の映画『Winny』の作品がとても素晴らしく、今回のドキュメンタリー映画でスクリーンにどう映るのだろうか。
とも思いながら観ていて、自分が観てきた東出さんの役柄とドキュメンタリーの東出昌大が
本当同じなんだなぁ。と思えた事がポジティブで不思議にも感じました。
それだけ懐の中に、慈愛、狂気、怒り、喜び、数え上げたらキリのない様々な感覚を持ち合わせているのを感じられる俳優なのかな。とも思いました。

日本代表の森保一監督が『さらけだす』ことをとても大切にしていることを言っていて、自分もさらけ出す事について考える機会があり、ドキュメンタリー映画の中で、良いも悪いもさらけだしていた。(言いたくないことも映画に入っていたとの談話)
エリザベスさんのお陰でさらけ出さざるおえなかった。とも言っておられましたが、
その姿にカッコ良さ。魅力も感じた。

森達也監督が東出さんにむけて
彼には苦しいかもしれないけど矛盾の中で
いきてほしい。
その言葉にそこの矛盾にやっぱりいていい事もあるんやなぁ。とも。


服部さん
この方の事を知れた事が、映画を観れて良かったところのひとつです。
生命力に溢れ、生と死の循環の中で、経験に基づかれた言葉が鋭く、重く、やさしくもあり、「山に入ることは、唯一死を許される事。」と仰っていたなかで、
もしも息子が自殺したとしたら悲しく、寂しけど、死を選ぶ権利が生まれてきた以上その人にはある。との捉え方が、少しの共感、驚き、腹の座り方といった混沌とした感情になり心に響きました。

そしてビーガンの方を『同志』
と言っておられた表現。
それは食べ物にきちんと向き合った
同志だ。との内容でした。

色々まだまだ感情が揺さぶられた中で、
一緒に行った友人が、映画を観たことで、小さいときに抱いていた親戚の狩猟の方への考え方が変わった。
との言葉でした。自分も俳優が狩猟免許取得がマイナスになることをちゃんとわかっておらず、親戚に話を聞いてみたい気持ちになった。

動物愛護の観点や、ステラマッカートニー、プラダなど、有名メゾンがレザーやファーを使わないことが時代の流れの様にも思っていた中で、しっかり猟をしているんだよ。という方がいてもいいんだ。とかんじた。選択の自由

ずっと心に居続けるような
素敵な映画に出逢えました。

疑問と、興味と私生活の中から
触れてみる事、調べる事。
無駄を省く事に繋げること。


物質的豊かさから精神的豊かさへ。

舞台挨拶後
監督、出演者の方々へ会えたことも
うれしかった。
ありがとうございます。
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