Screen7

モリコーネ 映画が恋した音楽家のScreen7のレビュー・感想・評価

4.3
モリコーネが自身の半生を振り返りながら映画音楽を語る、至高のドキュメンタリー…!過去に映画音楽系のドキュメンタリーは観たことあるけど、本作で描かれていたのはそれらの起源と言ってもいい。負の感情が渦巻きながらも、沢山の映画に音を乗せてきたモリコーネ。彼の音楽が映画に寄与したものはとてつもなく大きいことだと思い知らされた。それは作品そのものを格上げするという意味だけでなく、「映画音楽」をジャンルとして確立させたという貢献度も含めて。劇中で解説があった「三音を四拍子にする」など手法も興味深いものだらけで、音楽の授業的な楽しみ方もできて満足。
愛妻家で赤いセーターが似合う可愛いおじいちゃんとしても十分素敵だけど…いつだって先駆者として、発明家として、型にはまらないスタイルで映画作品に彩りを与えてきたモリコーネに感謝と敬意を!
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