Screen7

ARGYLLE/アーガイルのScreen7のレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.7
"酒と秘密は相性が悪い"

大好きなキングスマンシリーズのマシュー・ヴォーン監督の新作ということで期待大。アーガイル柄のセーターを着て完全に浮かれた状態で、いざIMAXレーザー上映へ!
面白かった!けど、正直キングスマンの壁は超えてこなかったな〜。「大ヒットスパイ小説の作者が執筆した原稿が現実になってしまう」というストーリー上、現実と空想が交差されるのだけど、過剰な演出によって現実に引き戻されすぎてしまうことがしばしば。好みの問題だけど、"愛の力"的な展開はディズニー映画でお腹いっぱい。カラースモークがハートを描いたときは苦笑いしちゃったよ。CGの不自然さも相まって、チープに見えてしまうのが勿体なかった。
もう1点、個人的に寂しかったのは、メカ担当の出番の少なさ。スパイ映画におけるメカ担当の需要を甘く見てるわ…

ここまで否定的なことツラツラ書いてしまったけど、設定は本当に面白かった!新たな視点で切り込む映画って最高だよね。ジェームズ・ガンの「スーパー!」と重なる部分があって、スタイリッシュじゃない現実的すぎるヒーローの魅力を再認識。

何よりアルフィーが可愛すぎて眼福。超有名なアイドル猫なのかな?と思ってたけど、マシュー・ヴォーン監督の愛猫ちゃんなのね。
小道具も可愛いなーと思っていたところ、エンドロールでMinaLima(ハリーポッターでお馴染みのグラフィック会社)の文字を見て、納得した。
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