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花とアリスのScreen7のレビュー・感想・評価

花とアリス(2004年製作の映画)
3.9
私にとっての初・岩井俊二!儚い空気感とノスタルジーな映像に、無い記憶が思い起こされる。邦画ならではの質感が好きだ。偽りの記憶喪失によって生じた、奇妙な三角関係を描いた青春物語。初々しくて眩しいW主演のおふたり。ハンニバル観てる女子高生とかレアだけど、私の世代でいうドントブリーズ的な位置付けだったのかな?友情と恋がストーリーの大筋ではあるけど、それぞれ新しいことに挑戦していたのが良かったな。芸能事務所に所属することになったアリスと、先輩を追いかけて落語クラブに入部した花。「花家ピュンピュン丸」って芸名可愛い〜
好きなシーンは沢山あるけど、特筆すべきは、蒼井優ちゃんのバレエシーン。これあれだ、『トウキョウソナタ』のピアノ演奏シーンを見た時と同じ感情だ。これからは紙コップを見るたびに思い出しそう。あれだけ頭の回転早いなら、アリスは落語クラブ入っても無双してそう。
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