【死んで花実が咲く話】
昭和レトロが好きな女の子の背景の劇場の看板で知った映画。
第二次世界大戦で、英国海軍の秘密部門が実際にナチスに仕掛けた“欺瞞作成”を描いた作品。
スパイ映画であり、登場人物には“あの007の原作者”イアン・フレミング青年も登場する。
作戦の中心人物であるモンタギュー(コリン・ファース)が妻子ある身でありながら、ジーン(ケリー・ジーン)とプラトニックならがも良い雰囲気になっていくのだが、チャールズ(マシュー・マクファイデン)がそれを横恋慕したりする。
重要な作戦(仕事)中に、何やっとんじゃい!という要らない恋愛要素にイラっとしたりする。
ナチスを騙すために水死体が必要になり、死体を入手するのだが、兵隊でもなんでもない精神疾患で殺鼠剤で自殺した青年が将校として利用される。そして、ナチス軍を見事に騙すのである。
まさに、「死せる孔明」「死んで花実が咲く」話である。