終わらない週末のごりぞうのネタバレレビュー・内容・結末

　主演のジュリア・ロバーツが、イヤな女性を演じている。仕事の関係で「人間が嫌い」と自覚する女性が、週末に休暇旅行に出て“終末旅行”になってしまう。
　結局、根本の原因は直接的に言及されるわけではないが、主人公の価値観を通して、誰もが抱える「人間同士の嫌悪感」が最悪なシナリオを展開するというストーリーにあって、一番若い少女のもとめる「フレンズ」の最終回という暗喩にたどり着くことで、パンドラの箱の隅にある希望を思わせるエンディングになっている。