Kedjenou

君を想い、バスに乗るのKedjenouのレビュー・感想・評価

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)
3.8
話しは初めから(ほぼ)分かるし、起伏に乏しいのですが、それでも泣けてくる愛情物語りです。

起伏に乏しくても泣けるのは、最初に泣かすように設定をしてあるからです。後から全体を振り返ると、都合よくできすぎてます。

それでも感情移入してしまうのは、「泣かす」設定を徐々に明らかにする脚本の巧みさ、大袈裟な演技を抑えたイギリスらしい演出のうまさ、そして美しい風景のせいでしょう。

さらに、私が病気をしたため、老人のぎこちない動作に共感したせいかもしれません。若くて健康な人の感想を訊きたいですね。
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